usausa さんの感想・評価
3.6
こういうの好き
ヨーロッパのような街なみが何だかいい。
いかにも美術品がいっぱいありそう。
この作品2003年の作品なんで、今だったらもっと
背景がきれいに描けたんじゃないかと。
昔のアニメより今のアニメは背景が綺麗な作品が増えた気がするし。
あと双子ものがけっこう好きなんで、双子もの好きな
人は見てほしいと思います。
こういう普通にファンタジーな話好きなんで。
usausa さんの感想・評価
3.6
ヨーロッパのような街なみが何だかいい。
いかにも美術品がいっぱいありそう。
この作品2003年の作品なんで、今だったらもっと
背景がきれいに描けたんじゃないかと。
昔のアニメより今のアニメは背景が綺麗な作品が増えた気がするし。
あと双子ものがけっこう好きなんで、双子もの好きな
人は見てほしいと思います。
こういう普通にファンタジーな話好きなんで。
ペチ14 さんの感想・評価
4.3
Q、このアニメについてどう思った?
A、OPがなんとなくすごく面白い曲
つい口ずさんじゃう
T、なんで?
A、歌ってる人が面白い声だから?分からない
T、www でこの物語自体はどうだった?
A、個人的に作画が好きで
物語も結構面白い隠れ名作だね
観るのを普通にお勧めにできる
ただOPの中毒性はやばいのでご注意を
JBさん さんの感想・評価
3.3
双子との微妙な三角関係なところに
14歳の誕生日を迎え丹羽家の伝統を半ば押し付けというか
何かの呪いかのように主人公に怪盗ダークが発現し
これまた微妙な四角関係的な事になりつつも、怪盗としての仕事もあり
振り回されるラブコメ展開をしつつ
ダークの運命とも言える定めを展開するシリアス展開。
舞台設定となる世界はちょっぴり不思議が潜んでるような普通な世界
だけど、ダークは魔法とか使ったり
事件も魔法関連の物だったりと、ファンタジー入ってます。
レオン博士 さんの感想・評価
3.3
韓国原作、現代医術の知識を持ってファンタジー異世界で医療で無双するファンタジーラブコメ
少しでも多くの命を救いたいというエリーゼの目的は良く、雰囲気もいい
残念なのは医療を主人公の目的に据えておきながら、医療は雑に扱ってイケメンとのラブストーリーに力を入れているところで、
ラブコメに医学的な正しさまで求めてないけど、素人でも「えー?」って思うこと多いのはさすがに気になった、お医者様の字が汚いのはあるあるすぎて笑った
文明レベルが適当なファンタジー世界でエリーゼが医術をただ披露して周りからチヤホヤされるだけで本当に描きたいのはラブコメっぽい
エリーゼに都合良く話を書いてるからおかしいところが多すぎるのが残念だけど
主人公の目的や性格はいい感じで、嫌な気持ちになるアニメではないので時間あるなら見てもいいかも
【気になったところ】
{netabare}
・王国が滅亡する未来は知っているんだから、婚約はともかく滅亡の未来を変えようとしないの? それよりも医者になるほうが大切なのでしょうか?
・王子と婚約を望んでおいて自分から破棄するなんて失礼なことされてるのに、それでも医者の夢を邪魔してまで婚約させようとする王様や側近が不思議
・この世界の医療レベルが曖昧、都合のいい時だけ原始的になるし、メスやマスクに滅菌手袋などちゃんとした道具があったり、医者の人達は主人公の現代医学の専門的な話が難なく通用するくらい知識あるのに、技術がないのは何で?
・糖尿病、紀元前のインドではもう原因と症状が知られていたみたいですが、この世界の医者は糖尿病のことを知っているのに、症状を見てもピンとこないみたいです、王国一の医者が? ふしぎですね・・・
エリーゼも現代で当たり前のように使っていた最先端の医療機械とか薬とかないはずだけど名医はそんなものなくても問題なくできるものなの?
・グレアム医師も医院長も、本当に名医なの? 病院の衛生管理も患者への対応も医者とは思えないし、医師免許持ってないただの貴族令嬢のエリーゼに「お前に任せる」と言っていなくなるのも、そんなエリーゼが手術するのを止めない看護師もありえないでしょう
・テレサ病院散らかりすぎだし患者の扱いがおかしくない?床ずれは知られてるみたいだけど何で看護師2人もいるのに放置されてるの?
・なんで通り魔がピストルなんて持ってるの?火縄銃とかならともかく、世界観に合わな過ぎでしょう、王家の護衛が剣で戦ってるのに??
・貴族王族の階級が適当、平民の貴族への態度もおかしいし、クラブでナンパするようなノリで貴族令嬢のエリーゼをナンパする貴族の男達、王様見てますよ
・エリーゼの前世と転生後の人格が別人すぎ、前世を悪役令嬢みたいな描き方してるけど、ただ世間知らずにするだけで良かったんじゃ?
{/netabare}
Witch さんの感想・評価
2.6
【レビューNo.117】(初回登録:2024/3/31)
韓国WEB小説原作で2024年作品。全12話。
「医療」×「異世界」でどうみせてくれるのかって感じでしたが・・・
(ストーリー)
(1回目の人生)
ブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンスは、その恵
まれた出自とわがままな性格により皇后まで上り詰めたものの悪行に明け暮
れ、皇帝で夫でもあるリンデン・ド・ロマノフによって処刑されてしまう。
(2回目の人生)
前世の記憶を持ったまま現代の日本で高本葵として生まれ、前世の過ちを清
算するために人を救う医者として生きてきたものの、航空事故に巻き込まれ、
またも命を落としてしまう。
(ここまでがプロローグ)
(3回目の人生)
1度目の人生と同じ15歳のエリーゼへと逆戻り。1度目の人生で処刑されるま
での記憶と、2度目の人生で培った医者としての知識と技術を頼りに、二度と
過ちは繰り返さないこと、再び医者として生きることを誓うのだった。
(評 価)
個人的には「異世界なろう(低予算)」的な作品はある意味「別モノ」とい
う見方をしていて、脳死で寛大な感じで観ているのですが、これは物語を成
立させるためとはいえ、無理筋が過ぎるだろうとwww
・「転生」という無理筋
・本作の特徴といえば「異世界→現在世界→異世界」という複雑な動きを
していますが、作者側の視点に立てばその事情が見えてくるわけで
・通常の「悪役令嬢モノ」だと「乙女ゲーム世界への転生」というパタ
ーンが主流なので、主人公「現在社会のゲーマー」→「ゲーム世界」
というパターンで事足りる。
・でも本作では医療知識や技術を習得する必要があるため、「乙女ゲー
ム世界への転生」というパターンが使えない。なので
・1回目の人生:過去の記憶を引き継ぐため
・2回目の人生:医療知識や技術習得のため
という苦肉の策を弄しているのだと。
・別にそのこと自体はさほど問題ではないのですが、
・通常の「悪役令嬢モノ」だと「破滅フラグ」回避のために主人公がゲ
ーム知識をフル活用して大奮闘
・本作ではその辺が非常に薄い
(物語の主軸は「私は医療の道に全霊を注ぐ!」的なw)
→ 複雑な設定までして手に入れた「過去の記憶」の必要性は?!
って感じなんですよね。原作やアニメ化以降では意味を持つのかもしれ
ませんが、本作を観る限りその必要性が「??」って感じで、
・なんか「悪役令嬢感」が欲しい(昔はごめんなさい改心しました的な)
・その方が異世界での話が円滑に進めやすい原作者都合
個人的には作為的なものを露骨に感じちゃうんですよね。
なんか特異なことをしてる分、その部分が悪目立ちしてるみたいな。
・「医療」という無理筋
・最初に異世界でエリーゼが行ったのが「病棟の清掃」で、そういう意味
では「この世界の医療レベルはかなり低いのか?」という始まりなんで
すが、この世界の上位クラスの医者たちはそれなりの医療レベルなんで
すよね。これはエリーゼが無双するために
・あまりレベルが低いと「医療モノ」として読者から馬鹿にされる
・そしてエリーゼとこの世界の医者とのレベル差がありすぎると、エリ
ーゼの術式説明等が誰も理解できないため、話が成立しない
(「何と!そんな画期的な術式が!!」がやりたいみたいなw)
って感じで、上位クラスの医者たちをそれなりのレベルに引き上げる必
要があるのでしょうが、医療だけでなくこの世界の文明レベルなどと比
較してもいろいろとチグハグで歪な感じなんですよね。
(この世界観に唐突に「レントゲン」というワードが出てきたりとか)
・その割には「医療」に面白みがあるのかといえば、結果的には通常なら
「魔法」などで「チート能力」を付与していた部分を「医療」に置き換
えただけという創りなので、目新しさ以外は「医療」に優位性を感じら
れないという印象ですね。
・この辺りも今までは「魔法」というファンタジーでバランスを取ってい
たものが
・エリーゼ無双のために「魔法」は禁止
と、こちらも特異なことをしてる分・・・って感じですかね。
(正確には変身魔法的なものは出てくるのだが)
・「異世界」という無理筋
個人的な印象は
・「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品
って感じなので、どことなく原作者の
・「異世界要素」ってそんなに書きたい訳じゃないけど、仕方なく
という空気を感じるというか・・・
まだ「俺tueee」やハーレム願望を満たすために異世界モノ書いてる「なろう」
の方が、ある意味清々しい感じがしますね。
なので、異世界要素はとってつけたような感じが凄くて・・・
特に皇帝のキャラが
・医者エリーゼの優秀さを認め理解を示しつつも
・しかしその人柄や聡明さから是非皇室に迎えたい
という「エリーゼ・ヨイショ」の第1人者なんでいろいろともう・・・
挙句の果てに与えた最終試練が
「『医師資格試験』の合格」
ってことなんですが、あれだけレべチな無双ぶりをみせておいて、今更これ
が「最難関の試練」と言われてもなんだかなあって感じなんですよね。
(案の定、試験結果もいろいろとまあw)
ストーリーは非常に明快ですし、エリーゼの真っすぐさや大きな瞳のキャラデ
ザは悪くないと思うので、エリーゼ推しで観れる方にはそれなりに面白く視聴
できると思います。
しかし個人的には下手に特異なことをしている分、脳死で視聴してもいろいろ
と引っかかってくるって感じですね。
ある意味「医療」については、”鬼戦車 t89さん”のレビュー
>人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。
の考察がかなり的を射てる感じがしました。確かに
「『(リアルな)医療』をアニメでどう面白くみせるのか?」
って問われたらう~ん・・・
OP「believer/エリーゼ(石川由依)」
はアニソンの原点に立ち返ったような良曲。これはちょっと感動した。
Ka-ZZ(★) さんの感想・評価
3.8
この作品の原作は未読です。
元々は韓国のウェブ小説だったみたいですね。
石川由依さんが出演されることを知り視聴を決めた作品です。
石川さんの高尚な声質が作品全体の質を底上げしている感じのする作品だったと言っても過言ではありません。
高本 葵の前世は“悪女皇后”エリーゼ。
数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、
夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。
現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として
人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に…
しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた!
処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、
自分のせいで命を落とした家族たちだった。
もう、大切な人を失いたくない…
後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや!
3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、
医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。
ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…?
この人生は、誰かの命を救うために――
運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!
公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。
原作が全4巻で完結しているようなので、もしかすると物語はラストまで描かれたのかもしれませんね。
転生に若干のご都合主義的側面を感じない訳ではありません。
ですが、石川さんの凛とした声質が全て結果オーライにしてくれたと思っています。
石川さんは2021年に声優アワードで主演女優賞を受賞される実力の持ち主ですからね。
とは言え、作品全体に影響を与える演技ってやっぱり凄いと思います。
さて、主人公のエリーゼは2度目の転生から医学の道を志すのですが、
これは時代設定が現代なので、違和感は感じません。
ですが、3度目に転生した世界…凡そ中世のヨーロッパといったところでしょうか。
その時代に最新の医学が導入される訳ですが、この設定はやはり違和感を感じずにはいられませんでした。
一番違和感を感じたのは周囲の反応です。
その時代には有り得ない医術を目の当たりにするとどうなるか…
勿論、驚きもあると思いますが、きっと反応出来ないというのが一番しっくりくると思います。
知らないことに驚きようって無いじゃありませんか。
それと一緒です。
ですが、皆さん感心していらっしゃいました。
私は医学の知識は微塵もありませんが、医学を志す方々がこれまでどれだけ
未知のウィルスと戦い結果的に医術を高みへ押し上げてきたのか、くらいは分かるつもりです。
病気を治すのって決して簡単じゃないんです。
例えば、コロナウィルスが良い事例です。
妙薬が無く感染力が増した際、沢山の方がお亡くなりになりました。
それが今ではインフルと同じ5類にまで軽症化し、マスクを着用している方の方が
少なくなっている気がしますが、発見当時、こんな生活ができるとは誰も予想できなかったと思います。
この作品で取り扱う病気や症状の中には、当時の現代医術では解決できないモノもありました。
この辺りをもう少しうまく設定してあげれば、もっと評価の上がる作品になったと個人的には思っています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
オープニンブテーマは、エリーゼ(石川由依さん)による「believer」
エンディングテーマは、荒井麻珠さんによる「Listen」
1クール全12話の物語でした。
シリーズ構成が赤尾でこさん…
赤尾さんは、1クールにどれだけの原作に目を通しているんでしょうね。
結構お名前を見かけるので、1クールに複数の作品を手掛けられているんだと思います。
原作を読んでアニメ用に構成して…
激務としか思えないんですけど!
作り手の皆さんも身体には十分留意して下さいね。
しっかり堪能させて頂きました。
ストライク さんの感想・評価
3.7
原作 アダルトゲーム 未プレイ
全12話
ジャンル:ジョストの学園ハーレムラブコメ
ジョストと言う 騎士の一騎打ちで、馬上槍試合の競技
主人公は、天才騎士と言われていたが、ある理由から騎士の道を諦めてべグライター(騎士の世話役で、パートナー)へ転向。
女性ばかりの学園なので、みんなからべグライターになって欲しいと迫られる設定です。
キャラデザは綺麗だし、皆 可愛いです。
最初見た印象は、雰囲気が「プリンセスラバー」に良く似てるな~って思ったら・・・
案の定 同じエロゲー会社
開発元 Ricotta
キャラデザも 同じ
こもりけい
でした ^^;
所々、パンチラ等のサービスカットありです。^^
感想としては
話の内容は、特別 惹かれるものはないですが、初めて聞く「ジョスト」という競技には、興味が持てました。
結局、主人公が誰のべグライターになるのか?
予想はついてたけど、最終話まで引っ張るのには、ちょっとイライラさせられました。
それに、決勝戦がダイジェストなのも残念。
キャラは、ありきたりだけど、いろんな子がいて良いですね
自分は、皆が憧れる スィーリア先輩が好感もてました。
いいキャラしてたのはベルティーユ
高飛車だけど、面白いから憎めないです ^^
総評すると
自分は 可もなく不可もなく・・・普通でした。
ゲームをプレイした人には、思い入れとかがあって楽しめたんじゃないかな?
あとは、プリンセスラバーが好きだったらオススメ。
初見の人には あまりオススメできません
時間があればどうぞ~的な「お茶」作品。
op:「UN-DELAYED」 歌 - 橋本みゆき
ED:「MoonRise Romance」 歌 - 麻生夏子
最後に一言
クララが立った! うわ~ん ゜(゜´Д`゜) By ハイジ
とってなむ さんの感想・評価
3.7
本作は、一騎討ちで行われる騎馬戦競技『ジョスト』を中心に育まれる恋愛物語です。
この競技を題材とした作品は他にあるのでしょうか?
珍しいと思います。
てか私、本作を観るまで恥ずかしながらこの『ジョスト』という競技の存在すら知りませんでした。
でもこれが幸いしたのか、作品自体はよく見るコテコテのハーレムものなのですが、目新しい気持ちで臨むことができました。
ジョスト、けっこう面白いスポーツですね。
~本作においてのジョストの軽い説明~
(あくまで初見の人間がこの作品で学んだことです)
・馬上での一騎討ち
・装備は槍状の武器、鎧、兜。
・3ゲーム先取したほうが勝利
・通常は"騎士"と"ベグライター"でペアを組む
だいぶ端折ってますが、まぁこんな感じです。
ストーリー上で大事になってくるのは、一番下の項目。
(※ベグライター…作戦などをたてるサポート役)
ベグライターが男主人公、その周りの女の子は騎士という構成で進むわけですが、
主人公は優秀なベグライターだそうで、
様々な女の子騎士から誘いを受けるってのが大筋であります。
はい、ハーレムの完成!
主人公の澄ました感じはあまり気に入りませんでした。
が、そんな彼がラッキースケベに遭遇しまくる様子は、
観てて何気に面白かったです。
それともう1つ、メインヒロインの一人である美桜が騎士になる展開は誰でも予想できると思いますが、その動機が何か面白いです。
『私、もう1度騎乗したいの!』(言ってません)
『私、またこの棒で突きたいの!』(言ってません)
言い方はともあれ、ジョストの楽しさに目覚めたようです。
OP「UN-DELAYED」 歌ー橋本みゆき
ED「MoonRise Romance」 歌ー麻生夏子
OPは橋本みゆきさんですから。
ハズレなどあり得ないのです。
--------------------------
とある女騎士がインタビューに答えてくれました。
???『ジョストは最高ですわーねー♪』
だそうです。
楽しそうで何より。
後半の様子を観ると、ベグライターいらなくね?
ベグライター不在者が勝ち残ってんじゃん!
なんてツッコんでしまいましたが、
ジョストの演出はなかなかにかっこよく見応えは充分でした。
もういっそのこと、完全なスポ根ものとして観たい。
視聴後の満足度はわりと高いほうでした。
作画もかなり綺麗ですし。
でも、スポ根要素がなかったらキツい気がするのは・・。
お気に入りはいなかったものの、キャラは普通に可愛かったです。
えんな さんの感想・評価
3.2
18禁原作らしいですね、これまたよくあるハーレム
ジョストをもっと前面に押し出せばそれなりにいい作品になったとおもうけど
ハーレム系だからしょうがないかな~
あえての推しメンはスィーリアかな
最後まで見たけど特に印象に残りませんでした。
ようす さんの感想・評価
3.7
「おジャ魔女シリーズ」や「プリキュアシリーズ」が有名な東堂いづみ原作の作品。
東堂いづみさんという人がいるのかと思っていたら、
東映アニメーションが用いる共同ペンネームだったんですね。
この作品を観ているときに調べてみて、
初めて知りました。
日曜の朝8時30分のアニメとしては視聴率過去最低を記録してしまったようですが、
内容はよくできている名作なんだよね。
子ども向けとしてはちょっと難しかった?
舞台が20世紀初頭のヨーロッパだし、
貴族やら平民やらのお話だし。
「おジャ魔女」と比べると、
ぱっと心をつかむ要素が足りなかったのかもしれません。
自分自身に投影できる部分も少ないですし。
全50話です。
● ストーリー
アップルフィールド孤児院で育ったナージャはもうすぐ13歳。
ナージャの持つブローチを狙う男たちのせいで孤児院が火事になり、
ナージャは孤児院を自ら離れることにする。
旅芸人一座・ダンデライオンの踊り子として旅をしながら、
死んだと思っていた母親を探す。
旅芸人の一員としてヨーロッパ周辺を旅しながら、
いろんな人と出会い、
母親へとつながるヒントを探す。
明るくて元気いっぱい、前向きなナージャだけど、
まだまだ子ども。
周りの人たちは突っ走るナージャに助けられることも多いけれど、
ナージャが前向きに考えるような簡単な話じゃないこともあったり、
そのあたりの大人(現実)との対比も、
大人目線だとよく理解できて面白い。
また、ナージャが旅するヨーロッパの国々は貴族と平民という身分の違いがはっきりしている社会であり、
ナージャが所属する旅芸人は、
芸をしてお金を稼がないと暮らしていけない。
さらに、ナージャが出会う人たちの中には、
お金がないことによって苦しむ人も多くいた。
その一方で貴族たちは夜な夜なパーティーをし、
贅沢な暮らし。
だけどお金があるだけで、
自由はないという悩みが貴族にはある。
そんな、平民と貴族の対比もうまく描かれていました。
ナージャが想いを寄せる“星の瞳のナイト”フランシスも、
貴族としての悩みや苦しみを表現するキャラでした。
50話という長い話でしたが、
その分たっぷり丁寧に描かれたことで、
ナージャとキャラたちの絆もしっかり感じられ、
ゴールにはじーんとくるものがありました。
毎週1話ずつだらだら見ていると、
途中で飽きたかもしれませんが^^;
● キャラクター
ナージャ、ダンデライオン一座、
そしてナージャが出会う人たち。
いい人が多いけれど、
そうじゃない人もいるのがポイント。
どのキャラでもエピソードを作れそうなほど、
一人ひとりのキャラがしっかりしていますね。
ナージャのようなまっすぐな女の子も好きですが
(周りのことを顧みなさすぎるところもありますが)
なんだかんだ、私は新聞記者のハービーが一番好きだったかもしれません。
ポンコツ新聞記者のような印象からスタートだったのが、
最後の方で彼の本当の信念が明らかになり、
「なんだこの胸アツな展開は!!」とワクワクしました^^
終始ナージャの力になろうとしてくれるところも、
優しい大人でしたね。
● 音楽
【 OP「明日のナージャ」/ 本田美奈子 】
これは名曲。
明るいだけじゃない、
人生にはつらいこともあるけど強く乗り越えていこうと、
そんな芯の強さを感じる要素がこの作品によく合っています。
【 ED「けせら・せら」/ 小清水亜美(作中ではナージャ役) 】
この曲も特徴的ですが、
歌詞が意味不明w
個人的にはそんなに好みではないけど、どうも嫌いにはなれないし、不思議な魅力のある曲です。笑
● まとめ
50話という長編ですが、いつか観たいと思っていた作品だったので、
完走することができて満足です♪
当時は人気が出なくて残念だった作品ですが、
時間帯や狙いとした層がよくなかったのかな。
でも良い作品なのは間違いないと思います。
自分の境遇に負けない、運命に立ち向かっていく女の子が好きなら、きっと好みに合うと思います^^
鸐 さんの感想・評価
4.0
ドラマ性を重要視し人気をはくしたおジャ魔女どれみ、そしてアクションを取り入れ新しい魔法少女の形を形成したプリキュアシリーズ、その間の1年に放送されくしくも緩衝剤となってしまった名作があることを私達は忘れてはいけない。
舞台は20世紀初頭のヨーロッパ
親を知らず、孤児院で生活していたヒロインのナージャの元へある日、母が使用していた日記帳と舞踏会のドレス、届母親が生きているかもしれないという趣旨の手紙が届けられる。
母の存在に胸躍らせられるナージャであったが、その晩、孤児院が火事に見舞われ、更には不審な二人の男に襲撃を受ける事案が発生。行き場を失ってしまう。
旅芸人の一座に拾われたナージャはヨーロッパ諸国を旅しながら母を探していく。
親友であったローズマリーが、ナージャに成り代わり貴族のご令嬢になりナージャに迫るさまはとても女児向けとは思えないディープな雰囲気。
対象年齢が高いことはナージャを取り巻く男性キャラの年齢が13~20代と高いことからもうかがえる。
個人的に好きなのは新聞記者のハービー
ツダケンの落ち着いた色ボイスと、キャラのくたびれた容姿が最高です。それでいてピンチの時に頼りになる、良い兄貴キャラです。
(推定年齢25)
考古学を学ぶ大学生、クリスチャン
ナージャに一目ぼれするが、なかなか告白することができない奥手な青年。
ドジなところや、ナージャを思う一途さが可愛いです。
(推定年齢19)
天才ピアニスト、ジョン
ピアニストとして活躍するために上京してきたが、スランプに陥り芸術家の集まるコミュニティにやってきたナージャにあたる。しかし、ナージャの演技をみたのち謝罪し、ナージャを一目置くように。ただのツンデレであった。
(推定年齢20)
その他にも貴族のお坊ちゃまや、アーティスト諸君、若い企業家などより取り見取り。
いい年したお兄さんたちが、14歳の女の子に言い寄る訳ですよ
ロリコン最高
もちろんナージャと同じくらいの少年もいますが、相手にされていないのが不憫ですね。
声優に関しては、若干評価低めです。
ナージャを担当されたのは今作で主演デビューした小清水亜美さん。
序盤は若干違和感を感じるのですが、後半ではナチュラルな演技になっていました。
また、吟遊詩人のラファエロを担当された山本耕史さんが…残念でしたね。
その他大勢の方たちは落ち着いていて、今見るとかなり豪華な顔ぶれになっていると思います。
作画は、あまり良いとは言えないです。
背景はストロークがかったような感じで良い雰囲気が出ているのですが、
キャラの絵柄が1世代前の少女漫画みたいな絵柄ですし、顔が崩れてイケメンを損ねているシーンもちらほら。
女の子は安定してるんですけどね。イケメンに恨みでもあるかのようです。
音楽
OP「ナージャ!!」
歌は本田美奈子さん。
抜群の歌唱力に澄み切った歌声、高らかに歌い上げるサビが美しいです。
OP映像の「いつかまた 出会える人たちに 手をふりながら 時には ブルーになる日もあるけど」
のところが好きです。
階段を上り下りしてジャンプ→イケメン集合絵→海の底へドボン→黒バラがナージャを拾い上げてフランシスと交互に入れ替わる場面展開を、上手につなげていることも凄いと思うし、歌声も時にはから暗くなっていることを画面でも上手く表現していて完成されたOPだと思います。
一方、EDの「けせら・せら」は意味のない語呂合わせの歌詞で、とても良く頭に残るし安心しますね。
また、作中で登場する曲も地域の特色の出る曲を使用しており、雰囲気作りに何役もかっている印象です。
リアルタイムで見て以来、何度も見返したいと思っていたのですが、DVD BOX発売を機に再視聴しました。
全50話とボリュームはありますが、今見ても面白く時間を忘れて観てしまう魅力があります。それは単にイケメンが多いからと言うだけでなく、物語のハラハラドキドキ感を味わっていえることです。
人にお勧めしやすい内容ではありませんが、日アサに存在した作品の一つとして、より多くの人に知っていただきたい名作だと私は思います。
ひげ さんの感想・評価
3.5
コアなファンを持つ作品。面白いけど年齢対象が間違ってる。
バンダイ&東映のトップに出す内容じゃない。
4クールじゃなくていいし。むしろ夜やればよかった。朝から観たくないわ。
なぜこんな企画が通ったのか・・非常に謎な作品。
scandalsho さんの感想・評価
3.7
『月刊少女野崎くん』制作チームが手掛けるオリジナルアニメ。
『月刊少女野崎くん』といえば、私にしては珍しく原作既読作品で、かつ、お気に入り作品でもあります。
という訳で、視聴決定です。
さて、吉と出るか凶と出るか(笑)
【視聴後レビュー】
声優さんの途中交代など、思わぬハプニングはありましたが・・・。
この作品はズバリ『ローマの休日』。
だけど、正直、ラブコメとしては中クラス。
まず、笑い所が少なすぎる。
まあ、比較の対象が『野崎くん』では致し方ありませんけど・・・(笑)。
ヒロインのテレサちゃんのキャラデザが微妙で、イマイチ、作品にのめり込めなかったのも原因だと思う。
(キャラとしては可愛かったけど・・・)
あと、{netabare}テレサちゃんのことを本当に愛しているシャルルが、あっさりテレサを諦めてアレクに乗り換えちゃう{/netabare}辺りの話が、正直微妙。
何より、微妙なのは多田くんとテレサちゃんの導き出した結論。
{netabare}異国の次期女王陛下と喫茶店でアルバイトをしているカメラマン志望の高校生の恋・・・?
仮にこの先結ばれるとして、どっちで生活するの?
家と国を捨てるか?
夢を捨てるか?
{/netabare}どちらにしてもハッピーエンドとは程遠い未来しか見えてこない・・・。
多田くんもテレサちゃんも、とても良い人なので、OVAでも何でもいいから、2人にとって救いのある、本当のハッピーエンドを、ぜひ見せて欲しい。
明日は明日の風 さんの感想・評価
4.0
【1話を終えて】
京アニ、PAと並んで個人的に安心安定と思っている動画工房の作品。楽しみにしていました。で、始まって開始5分で引き付けられてしまいました。もう今期中心に据えたい作品です。
大好きなラブコメみたいですが、ちょっとした二人のやり取り、二人の周りの人物、会話、動き、これは面白い。キャラデザインが動画工房ではあまり見ないスマートな感じですが、背景とか、演出はやっぱり良いです。
{netabare}見ているうちにふと思ったのが、「これって、ローマの休日がモチーフ?」ということ。テレサは最初、おっちょこちょいの外国人かと思ったら、アレクとの会話で姫様?という感じになって、よく見りゃ、雰囲気がローマの休日のオードリーヘプバーンだし、多田がカメラで彼女をとらえるところとか、そうだよね、ローマの休日だわという感じ。{/netabare}となれば、面白くないわけがありません。オリジナルらしいし、どんな展開になっていくのか。楽しみです。
【2、3話】
相関図が見えた2話、過去を描き出しはじめた3話といった感じです。
{netabare}光良とテレサ、一(はじめ)と日向子の恋の話が中心で、薫とアレク、後輩の研太郎と妹のゆいがサブ、ニャンコビックにも(笑)という感じかな。
光良とテレサの関係はこれからどんどん揺れ動くだろうな。一方の一、日向子が隠していること(どう考えてもグラドル日向子なんだろう)を知ったあとの話がどうなるか。{/netabare}先が分かっていても面白い。
話の進め方が上手。恋も過去の話もゆっくり進めていく感じ。それぞれの立場や考えも表だって見せないし、第三者的な視点で見せていくのもよいです。
ニャンコビックの心の声も良いです。
【4話】
日向子と一の回。案の定というか、{netabare}一の好きなグラドルの正体は日向子でしたとさ。{/netabare}気づいたのはアレクだけってていうのもね…。いや、意外と多田も気づいていて黙っているだけかも。日向子のことでナニモ言っていなかったし。
「好きになったら負け」のアレクの言葉通り、日向子は一が好き。この阿呆が日向子に振り向く日は来るのだろうか…。
おや、テレサの様子が…。「本当のこと」で効いちゃっている。これはもしかして、もしかする?
【5話】
伊集院薫ショー、銭湯ありの詰まった回。なんだかんだで暖かい作品なんだよねこれは。薫が単に阿呆じゃないのはなんとなく流れで来るだろうと予測していたけど、思った以上に熱い友情でよかった。
サービスの銭湯シーン、野郎から取り上げるとは、すかすじゃねぇか(苦笑)。そして一はやっぱり阿呆だった。
それにしてもテレサが光良を見るシーン、もう恋心丸出しじゃないか。で、なんかイケメンが登場と。また鍵を握る人物なんだろうな。
それと、研太郎の好きな人って?これまたなんかありそうな予感が。
【6話】
分かりやすい、実に裏切らない話で安心します。{netabare}テレサは次期女王で、シャルルは婚約者。アレクはシャルルが好きで、でもどうすることもできずと。
テレサ、光良ともにかなり意識し始めて、止まりそうもない。雨宿りのシーン、実に良いシーンだ。で、薫はアレクからテレサの事実を知っちゃたんだろうな…。これからこれは鍵を握りそう。{/netabare}
この作品の良いところは表情と視線。これだけでどんな感情を抱いているのかがよく分かります。単純なことなんだけど、余計な演出要らないし、視聴者にどう伝わるのか、実は技術が必要だと思い運ですよね。このあたりが動画工房上手いなと思います。
【7話、8話】
まさかのニャンコビック主役2回目の7話(ただし、この回は心の声なし)。妹の恋心を通じて恋ってなんだろうと考える回でした。山下に好きな人がいるというのは伏線を張っていたので、ここで回収。とても切ない話なんだけど、時折笑いを入れてくるのでこのあたりでうまくバランスを取っていたなと思います。シャルルの本音を聞いて、光良は何を思う?
8話。恋に落ちる瞬間を描いた秀作の回。{netabare}光良を意識していたテレサだけど、星空の下での二人きりの会話でとうとう本気で恋に落ちたテレサ。ここの描写がとてもい良いです。感情移入しやすい。朝日に笑顔のテレサを写した光良、もう意識しているのだけど、彼の恋はどう描いていくんでしょうね。{/netabare}
「あれがベガ、アルタイル、そしてデネブ」…歌いたくなるセリフだ。
それにしても、シャルルがイケメンの完璧な人でかえってすがすがしい。シャルルの恋の行方も気になるところ。意味深なセリフ残して去っていったけど、ラスト近くに再登場でしょうね。
【9話】
テレサが光良を本気で好きになってしまったことで、光良に会うとぎこちない。その態度の怪しいことといったら…。光良のさりげない優しさにさらに「ほ」の字になるテレサ。しかし、その結果、光良は寝込むことに。そしてこの回の最大の見せ場、{netabare}キスをしたのか、寸前で止めたのか。どっちにも取れる見せ方の上手さたるや。視聴者の想像にお任せしますってか。そうですか、そうですか。{/netabare}このシーン、今後の展開でテレサの気持ちがどうなっていたのかを理解するうえで重要なシーンだと思います。好きなのに先がないつらさなのか、気持ちに嘘はつけない切なさなのか。
そうそう、いまさらだけど{netabare}ゴルゴはレインボー将軍の中の人だよね、たぶん。ほんと、いまさらだけど。きっと、最後の最後でおいしいところ、もっていくんだろうな。{/netabare}
【10話、11話】
テレサと光良のデート回の10話、光良の思いが募る11話でした。
{netabare}テレサが覚悟を決めてのデートの誘い。アレクといい、フラグ立ちまくりで、最後は「やっぱり…」と言うしかないのですが、重かった…。最後、光良は何を伝えたかったのだろう。
レイチェルが日本人で、しかも多田じいちゃんと知り合い。3人並んだモノクロ写真、時折写していたのはここへの伏線だったんだな。上手いわ。ラストの大きな鍵になりそうだ。{/netabare}
{netabare}テレサとアレクが去って、気持ちが乗らない光良、写真部のみんな。時は過ぎて冬に。年末の部室掃除でアレクの写真が出てきて、思いがどんどん募っていく光良。そんな時、一が勝手に応募していた光良の写真がコンクールで優秀賞を取った。それは笑顔がまぶしいテレサの写真だった。
じいちゃんの後押しを受け、光良はアレクのところへ旅立つ。
とうとう光良も気持ちに気づいた。恋心って、そのときになってみないと分からないけどね、表現がとても上手いです、この作品。さて、後悔しないために旅立った光良の運命はいかに?{/netabare}
今回から一の中の人が杉田さんに。梅原さんの病気の報が流れたのは5月あたまくらいだったと思う。ということは、けっこうギリギリ進んでいるということなのか?
【12話】
光良がテレサを探しに行って、真実を知った回でした。
切ない…後半はそう言うしかない展開。
{netabare}シャルルに恋しているアレクそれを悟ったテレサ、再会してもそこにいたのは次期女王であるお姫様、すべて決まっていて心を押し殺している姫…。{/netabare}どう結末つけるんでしょうか。大団円という感じにはならないと思うけど、さてさて…。
レイチェルとじっちゃんの関係、本当にオーナーとアルバイトだけの関係だったのでしょうか。3人写っている写真、この物語も知りたいところです。
【13話】
光良とテレサの恋の結末。
薫の友情シーンに熱くなり、告白シーンはきれいでグッときました。
最後の最後までシャルルは聖人。少しは落とすところもあっていいんじゃないかとおもいけど、ここまで聖人だと応援したくなってしまう…。
予想に反しての大団円。そういやこの作品、予想に反することが多かった気がします。ゴルゴは単なるれいんぼー将軍好きの常連だったし、薫が途中でテレサの正体知ることはなかったし…。
【視聴を終えて】
全体的にまとまった良い作品だったのかなと思います。
最近のドラマ、マンガ、アニメの物語は決着をつける、強引でもハッピーエンドが主流に感じます。ひと昔前なら絶対にこの終わり方は描かなかったでしょうね。なんか切なく、でも二人の未来を感じ取ることができるなんていうように。でも、なんだかんだで、最後のシーンは感動しました。
惜しいのは、光良とテレサ以外の物語が中途半端になってしまったこと。一と日向子は結局わけわからないし、薫もアレクをどう思っていたのかも分からずじまい。じっちゃんとレイチェルの関係もご想像に状態だし。主人公以外の登場人物に光を当てちゃうと、その結末まで描いてほしい気もします。
作画は安定感あり、中の人もまずまず。とにかくテレサが可愛かった。宮殿でのドレス姿はオードリーをモチーフにしているのが伝わって、本当にきれいなシーンだったなと思います。
ラブコメ好きな人でも意見が分かれるかも知れませんが、一見の価値はある作品でした。
えたんだーる さんの感想・評価
4.0
本作品は「『月刊少女野崎くん』をアニメ化したスタッフによるオリジナルTVアニメ作品」という触れ込みで話題になりました。
OP主題歌の背景アニメを見てわかる通り、本作品は映画『ローマの休日』をかなり意識して作られていると思われます。
舞台(ローマ→日本)、タイムスパン(1日→数か月)、主人公(新聞記者→高校生)などなど翻案されていはいるわけですが、視聴者はなんとなくこの物語の結末を想像するわけですね。
すると結局のところこの物語はあの結末を覆してくれるのか、視聴者の想像を超えた結末を提示してくれるのかというところに興味が向いてくるわけです。
具体的な結末については詳しく書きませんが、スタッフは頑張ったんじゃないでしょうか。
{netabare}ただとても悪意のある見方をするとあの結末はこの物語の結末ではあっても、多田くんやテレサちゃんの人生の結末ではないのだという言い方もできて、実は……という話かもしれないです。(もちろん、だとしてもこの恋を忘れることはないでしょうけど。) {/netabare}
上記解釈が可能な結末にしたという点でも、製作スタッフは有能だったと思っています。
なお、個々のエピソードには出来不出来がそれなりにあったかもしれないです。全話通して観ようとすると中だるみのようなものは感じるかもしれません。